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    青井阿蘇神社


    続いて訪れたのは、平安806年に創建したとされる「青井阿蘇神社」。本殿・廊・幣殿・拝殿・楼門の五棟一連の御社殿は、相良長毎によって慶長15年〜18年に造営されました。一連の御社殿がすべて同時期のものであるのは、珍しいとのことです。
    2008年には本殿・廊・幣殿・拝殿・楼門の五棟が、国内最南端(当時)の国宝建築物に指定されました。
    「青井阿蘇神社」の境内に足を踏み入れると、まるでタイムスリップしたような雰囲気を感じられます!

    「青井阿蘇神社」の特徴とも言えるのが、御社殿全てが桃山式と呼ばれる技法で建てられていること。黒を基調に漆塗りを行い、極彩色を用いて各所に彫刻や装飾が施されたこの技法からは、厳かな雰囲気の奥に潜む華やかさが感じられます。
    さらに萱葺き屋根を用いていることも大きな特徴。屋根の棟が高く勾配が急なこの建築技法は、見上げるだけで壮大な迫力がひしひしと伝わってくるんです!
    ちなみに人吉・球磨地方は、熊本県の文化財の3分の2が所在している、珍しいエリア。青井阿蘇神社をはじめとした歴史的建築物が数多く残されているので、巡ってみるのもおすすめです!

    続いては人吉の中心部を流れる「球磨川」沿いの散策にやってきました!
    球磨川は最上川・富士川と並び、日本三大急流の1つに数えられる九州屈指の河川です。日本三大急流と聞くと、流れが速く荒々しい河川だとイメージしますが、実際は穏やかで静かな雰囲気です。日差しが川面に反射し、きらきらと輝く姿はとても美しく、心安らぐ景色が広がっています。
    川の流れと山々の景観を楽しみながら、球磨川沿いを散策してみるのもおすすめです!