人吉の日本遺産スポットを巡る。街に根付く歴史を感じよう!
人吉球磨地域は、魅力あふれる観光地域です。
このモデルコースでは人吉市街の日本遺産に関連するスポットを自転車で巡ります!
歴史が紡ぐ人吉の街並みを、ぜひ満喫してください。
人吉球磨地域は、魅力あふれる観光地域です。
このモデルコースでは人吉市街の日本遺産に関連するスポットを自転車で巡ります!
歴史が紡ぐ人吉の街並みを、ぜひ満喫してください。
#歴史文化を体感したい
#神社・仏閣を巡りたい
#レンタサイクルでアクティブに
旅の始まりはここ「人吉駅」から!
人吉駅に降り立った人々が出迎えてくれるのが、人吉城をイメージして作られた「からくり時計」。
民謡「球磨の六調子」をアレンジした曲に合わせて、お殿様が城下見物を行うというストーリーが展開されます。
私たちが人吉駅を出発しようとした時、ちょうど「からくり時計」が作動を始めました!太鼓の音に合わせて扉が開くと、お殿様や相良乙女、臼太鼓踊りの一団など、可愛らしい人形達が次々に登場!
約17体の人形達によって約3分間の物語が表現されます。
「からくり時計」の作動予定時間はサ左記の通りです。ぜひご覧ください。
※2024年1月現在、令和2年7月豪雨の影響により、JR肥薩線の八代~吉松間、くま川鉄道の人吉温泉~肥後西村間は運休中です。
今回は人吉の日本遺産に関するスポットを自転車で巡る旅!
まずはレンタサイクルを借ります!
人吉駅のすぐ隣に位置するくま川鉄道株式会社では、4時間500円(税込)という安さで自転車が借りることができます。
そのほか人吉市でレンタサイクルの営業をしているスポットを以下にまとめたので、サイクリングを検討している方は、ぜひ参考にしてください!
自転車を借りる手段としてもう1つおすすめしたいのが「HELLO CYCLING」です。こちらはアプリからいつでも気軽に自転車のレンタルができるシェアサイクリングサービス。
自転車は借りた場所だけではなく、HELLO CYCLINGの提携ステーションであればどこでも返却できます。人吉市には2022年12月時点で11か所のステーションが存在するため、さまざまなスポットで自転車をレンタル&返却が可能!散歩をしながら人吉市を回りつつ、要所要所で自転車を活用したい方は「HELLO CYCLING」を利用してみてください。
「HELLO CYCLING」が借りられる一部ステーション
青井阿蘇神社
鍛冶屋町通り
モゾカタウン
復興コンテナマルシェ
※全ステーション一覧は「HELLO CYCLING」公式HP参照
レンタサイクルに乗り、最初に訪れたのは、大同元年(806年)に創建された「青井阿蘇神社」。本殿・廊・幣殿・拝殿・楼門の五棟一連の御社殿は、相良長毎によって慶長15年〜18年に造営されました。一連の御社殿がすべて同時期のものであるのは、全国的に見てもとても珍しいとのことです。
平成20年(2008年)には本殿、廊、幣殿、拝殿、楼門、附(棟札1枚、銘札5枚)が国宝に指定されました。
400年前の姿が今も残る「青井阿蘇神社」の境内に足を踏み入れると、まるでタイムスリップしたような雰囲気を感じられます!
〈電話番号〉0966-22-2274
「青井阿蘇神社」の特徴とも言えるのが、御社殿全てが桃山式と呼ばれる技法で建てられていること。黒を基調に漆塗りを行い、極彩色を用いて各所に彫刻や装飾が施されたこの技法からは、厳かな雰囲気の奥に潜む華やかさが感じられます。
さらに萱葺き屋根を用いていることも大きな特徴。屋根の棟が高く勾配が急なこの建築技法は、見上げるだけで壮大な迫力がひしひしと伝わってくるんです!
ちなみに人吉・球磨地方は、熊本県の文化財の3分の2が所在している、珍しいエリア。青井阿蘇神社をはじめとした歴史的建築物が数多く残されているので、巡ってみるのもおすすめです!
明治31年に創業し、120年余りの長い歴史をもつ「丸一蕎麦屋」。
“そば粉には北海道や阿蘇産のもの、つゆには地醤油を使用するなど1つ1つの食材を丁寧に選んだ、こだわりのおそばが人気です。
店内にはカウンターから個室まで幅広いタイプの席が完備されており、木目調の優しい雰囲気の中ゆったりとお食事が楽しめます。4代目の店主さんとご家族を中心に経営されている「丸一蕎麦屋」は、お店全体に暖かな雰囲気が広がっていました!
※2024年1月現在、令和2年7月豪雨の影響により、JR肥薩線の八代~吉松間、くま川鉄道の人吉温泉~肥後西村間は運休中です。
お店で1番人気のメニューが「ざるそばとかしわそばのセット」。ざるそばとかしわそばを両方頼むお客さんが多く、少しでも安く提供できればと考えセットメニューにしたそう!この心遣いも地元の方に愛され続ける理由ですね。
注文の際にざるそばとかしわそばどちらが先が良いかを聞かれ、それぞれ順番に提供されます。鮮度の良いそば粉を使ったそばは伸びるのが早いそうなので、提供されたらすぐにいただきましょう!
ざるそばを一口食べると感じるのは、のど越し柔らかさとコシの強さ。
甘めの出汁との相性も良く、そば粉の豊かな香りが鼻から抜けます。添えられたネギは細かく微塵切りにしてあるため、そばによく絡み、薬味とそばのバランスも抜群です。
「丸一蕎麦屋」の店舗情報
〈営業時間〉10:30〜17:00(オーダーストップ 16:30)
〈定休日〉水曜日(※祝日の場合は翌日休)
〈住所〉熊本県人吉市二日町7
〈電話番号〉0966-22-3078
鎌倉時代から幕末の約700年間、相良家の居城としての歴史がある城跡。
日本百名城にも数えられ、人吉のシンボル的な存在として地元住民を中心に愛されているスポットです。
幕末の城に多く見られる西洋式はねだし(武者返し)の石垣は全国的に見ても珍しい代物。
天守閣はありませんが、球磨川に面した水の手門など見どころも多くあります。
2023年1月現在は、豪雨災害の影響により多門櫓・角櫓は立入禁止。
立入可能なエリアや観光ルートは人吉市HPに記載されているので、訪れる際は事前にチェックを。
相良神社から二の丸・三の丸へ登っていくと、そこからは壮大な景色が望めます。
人吉市街や球磨川が見渡せる風景は圧巻。
春は桜、秋は紅葉と、季節ごとにいろんな姿が見られます!
人吉城跡の歴史だけでなく、風景を楽しめるのもおすすめポイントです!
人吉球磨地域では35か所の札所に、観音様が祀られています。
この観音様を巡るのが「相良三十三観音めぐり」。各札所は地元住民の精神的な拠り所として信仰を集めており、遠い昔から現在まで守られてきました。
全ての札所を巡るのは難しいかもしれませんが、人吉・球磨地域の歴史を感じるためにいくつか巡ってみるのもおすすめです!春や秋のお彼岸の時期には、一斉開帳も行われます
今回は一番札所の「清水観音堂」、十三番札所の「観音寺観音堂」の2つを訪れてきました!
願成寺境内にある「清水観音堂」には、当時の藩主相良長毎が京都の清水観音を観請した千手観音が祀られています。
妊婦さんやお母さんから強く信仰を受けている札所です。
願成寺境内には国の重要文化財に指定されている「阿弥陀如来坐像」や「相良家墓地」などの見どころもあるため、併せてご覧ください。
もう一つ訪れた「観音寺観音堂」は、1385年に七代藩主の前頼によって開かれたもの。
人吉・球磨地域で初めて、飢えと渇きに苦しんでいるとされる餓鬼に施しをする「施餓鬼供養」が行われた場所としても言い伝えられています。
世界に誇る日本基準のドレスシャツ「HITOYOSHI」。世界で戦えるシャツを生産することをコンセプトに掲げた、日本製のシャツブランド「HITOYOSHI」は、人吉市で生産が行われています。
HITOYOSHIシャツの特徴は、シルエットの美しさと着心地の良さ。
この両立が難しい2つの要素を掛け合わせた製品は、全国にリピーターが数多くいるほど愛されているブランドです。
そんなHITOYOSHIシャツの専門店「シャリバリメンズ」では、生産地ならではのフルラインナップでHITOYOSHIシャツをお客様に提供。生産からダイレクトでお店に卸すため、質のよさを誇りながらも、良心的な価格で購入ができます。
シャリバリメンズの店舗情報
全国の百貨店等で販売されているHITOYOSHIシャツですが、「シャリバリメンズ」だけでしか購入できない限定品があります。それが「くまもんHITOYOSHIシャツ」6,490円(税込)。ホワイトとブルーの2色が展開されたこちらのシャツは、胸ポケットからチラッとくまモンが顔を覗かせる可愛らしいデザインが魅力。高品質な「Hitoyoshi made in Japan」でありながら、手に入りやすい価格で購入できるのも人気の理由です。
全国各地でファンが多いHITOYOSHIシャツにぜひ一度袖を通してみてください!
〈営業時間〉10:00~19:00
〈定休日〉水曜日
〈住所〉熊本県人吉市中青井町295-7
〈電話番号〉0966-23-6797
今回は文化庁の日本遺産に認定された人吉を巡る観光コースをご紹介しました。
長い歴史を持つ神社や城跡、暮らしと文化に根ざした信仰の場など、人吉には多くの文化財があります。
観光コースの中には、地元で愛され続けてきたおそば屋さんや世界を目指すシャツメーカーなど、人吉球磨地域の持つ「保守と進取の文化」が感じられるスポットもありました。
ぜひ人吉に訪れて、歴史が紡いできた街並みを満喫してください!
※掲載されている情報は、2023年2月時点の情報です。プラン内容や価格など、情報が変更される可能性がありますので、必ず事前にお調べください。
「相良700年が生んだ保守と進取の文化」と題して、人吉球磨の59件の文化財や風習で紐づけられた物語が「日本遺産」に認定されています。今なお相良氏の面影を残す「人吉城跡」など、人吉には歴史を物語る数多くの重要文化財が残っています。
人吉の老舗の名店で絶品の「うなぎ」をご賞味ください。みそ・しょうゆ蔵やお茶屋、カフェなどが軒を連ねる人気の「鍛冶屋町通り」など「徒歩」と「サイクリング」で巡る2パターンでご紹介します。